止水工事とは

建物から水が漏れ始めるようになった際、漏水を食い止めるために行う工事(劣化防止と補強・修復)を止水工事と言います。

屋上・外壁と地下構造物の止水

止水工事の目的は漏水を止めることですが、同じ止水工事でも屋上や外壁の場合と地下構造物の場合とでは、その方法は大きく違ってきます。外壁からの漏水に対しては、樹脂注入を行います。しかし、地下構造物の止水工事の場合は高い地下水圧がかかるため、完全な止水を行うには、ひび割れ内だけではなく、外の地盤も固めて遮水壁を作らなければなりません。そのため、屋上や外壁の止水工事に比べ施工には高度な知識・技術が求められ、また、入念な調査を行うことも必要となります。

高圧樹脂注入

高圧樹脂注入とは、お風呂や厨房などでハツラずに穿孔穴を開けそこへ樹脂を注入して止水を施す工法のことです。EVピットや地下室の漏水による止水工事などにも有効な方法です。24Paの高圧注入が可能なため、ひび割れの深い部分はもちろん、ひび割れの端の微細な部分にまで樹脂が行き渡るため、安定した補修結果を得られるという特徴があります。また、大量に樹脂を注入する場合でもポンプによる連続注入が出来るため、施工効率が非常に高くなっています。